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『新しい組織形態の発見。それは民族』
我々は「哲学する労働体」である。
あらゆる既成概念にプロテストし、或いは、既成概念にプロテストすることにさえプロテストし、己の限界を超越し続けることのみをミッションに九州で産声を上げた。 我々は相対を相対化し、絶対を絶対と認めず、『反抗』こそ創造し続ける。
『反抗生命体 乙』
西暦2018年。
都市にはAIが溢れ、人々はトランスヒューマニズムの夢を見、文明はシンギュラリティという特異点を迎えようとしていた。 誰もが、テクノロジーとイノベーションが織りなす喧噪の中で、人間のあるべき姿を求め彷徨っていた。それが21世紀の日本だった。
誰もがHuman beingのネクストステージを希求していた。新世界を求め数多の人間が海を渡った大航海時代にも似た熱狂の時代だった。そんな最中、九州のある地では、木を育て、切り、組み立て、或いは、種を蒔き、黙々と自らの生の営みを続ける民族がいた。後に文明の生末を決定付けることとなる『仮想民族 反抗生命体 乙』である。
『文明声抗反』
我々は「哲学する労働体」である。労働を鍛練とし、日常に哲する。
道が無きを有り(=仮)とし、道が有るを無し(=理)とする。
狂気に正気を見いだし(=抽)、また正気に狂気を見る(=具)。
仮想と理想、抽象と具象に折り合いをつけ、日常(=現)に口切る(朽ちる)のだ。
我々は清濁合わせた混沌の中に存在しうる「道義的芸術」を愛し、額に汗してそれらを享受する。
狂気の中にいる者よ、
愛される覚悟はあるか。
生を受けながら仮想と理想に現を抜かす正気者たちよ、
汗して生きる気概はあるか。
「時は流る、時代に抗う、我が器に一寸ばかりの魂乗せいざ行かん」